8月の終わりに書き残そうと思ったこと

2020.08.16(sun)

下北沢ろくでもない夜

ROB☆STAR企画「作戦R 2020」

＜出演＞

カトウマサタカ(ROB☆STAR)

富山"ぶちょ～"啓介(ROB☆STAR)

※下北沢ろくでもない夜からの無料配信ライヴとして開催

　「アーカイブあり」の配信は後から観るって方もいますので、セットリストもばらさず、このブログも少し寝かせときました。これもまた、この数か月の自分の経験に基づくささやかなこだわり 笑

　というわけで、ROB☆STARが2004年から、欠かさず行ってきた、年に一度のフリーライヴ。毎度言いますが、自分が一番力の入る日でもあります。やっぱり思い入れってもんはありますからね。

　もちろん今年も年初から日程は決まっていて、そもそも誰を呼んでどんな日にするかと、1年前が終わってからあれこれと考えていたんですけど、今年はまぁこんな状況になりまして。ギリギリまで待ちましたけど、人を集めなきゃいけない企画はできないわなと…。

　正直なところ、配信でやることはアタマにありましたが、日曜の夜という一番いいところをいただくわけですから、ちゃんとお店にもメリットがなきゃいけないと思うわけで、今年はさすがに申し訳ないなって、日程ずらして、平日でやらせてもらおうかと考えていました。

　でも、ろく夜からは「そのままやろう」って。

　こういうときだからこそ、配信で、ワンマンでどうかと提案されたのもありまして、そこにふみきりましたが、バンドの中でもいろんな意見がありますんで、結果的にはぶちょーとふたりで、というかたちになりました。

　せっかくの配信ワンマンだからちょっと目線も変えて、昔の曲から時系列でおっかけてやったらおもしろいかもと、そんな感じでセットリストも組んでみました。さらに古い曲入れるのもアリだったかなぁと終わってから思いましたが…笑

　90分くらいにまとめるつもりが結局120分。そのあとこーたにも入ってもらってトークもやり60分。3時間以上もたくさんの人が観ててくれたことに感謝です。

　フリーライヴの過去最高動員は200ちょい。今回は再生回数を考えたら、それよりも多くの人が観てくれたんじゃないかとも見えますよね。遠くからも近くからも、ご覧いただきありがとうございました。

　毎年、フリーライヴのたびに思うこと。

　「ライヴハウスをたのしむ人が増えたらいいな」ということが一番の目的。だからこそこの日は、お金を稼ぐということが目的じゃなくて、誰もが気軽にやってくることができて、多くの方に「場の空気」を感じてほしいなと思ってやっています。結果、また観に来てみようと思ってもらえたならそれでいいし、シーンが盛り上がるってのは、そういうことの積み重ねでもある。

　だからこそ、"今年はお手上げだ"って思っていたけれど、終わってみて、観てくれた方の声を聴いてる限りは音や、カメラワークや、構成や、いろんな面からたのしんでもらえたみたいでした。ぶちょ～提案の楽曲クレジットもよかったみたいで何より。TVみたいだった！って感想は狙い通りだし、うれしかった。

　そういう声を聞けたおかげで、いつもと形は違えど興味を持ってもらうことはできたのかなと思うし、昔のROB☆STARを見てくれていた人、初めて観る人、下北沢にはそう来られない遠方の人もいて、よりやった甲斐があったなと思えました。ろく夜と我々のこれからにつながる"何か"があったらいいなぁと、心から思います。

　フリーライヴの雰囲気が少しでも感じられたら…と思ってろく夜のネットショップで販売したドリンクチケット。ささやかなこだわりを受け止めてくれたみなさん、どうもありがとうございました。最終的な数字は聞いていないけれど、結構買っていただいたみたい。来年これで乾杯できるように…と、願っております。

　3人揃ってのライヴじゃないのにあえての新曲は、この日があったから産まれたのだと、そんな風に思えたから。きっと、何もやらないとは言わなかっただろうし、2人でやろうって駆り出されていたと思います 笑。きっとね。

　そんなわけで、お手上げかなと思っていたところからどうにかまとめてきた、今年のフリーライヴでした。ギリギリのタイミングで進めたので行き届かないところもあったかな、と思いますが、ご覧いただいたみなさんも、ろく夜スタッフのみなさんも本当に、どうもありがとうございました。

　みなさんのライヴハウスに対する変わらない気持ちのおかげでこの企画も、ROB☆STARも生きているなぁと、あらためて今回思いました。

　動けなくならない限りは、どうにかROB☆STARも続けますんで、また来年も元気に、フリーライヴでお会いしましょう。ありがとうございました。

★せっかくなので、セットリストは本番用に提出したものの画像でどうぞ。

★そして今回のアーカイブ、まだ見られますので下記リンクからぜひご視聴を！