2020年のはじめに思うこと

 あけましておめでとうございます。昨年の振り返りと今年の抱負的なものを長々と書いてみようかなと、久々のblogです。
 Facebookでも書きましたが、2019年という年を振り返りますと、まぁたくさんライヴしたなぁと。年間100まではいかないもののほぼ同等なくらい。
 楽器を背負って仕事に行き、定時になったら歌いに行くことをどれだけしただろう。主には日帰りで行けるところに限られましたが、それでもたくさんのお店、お客さん、歌うたいとめぐり逢うことができました。40を過ぎたのにそんな風に生きられることはほんとにしあわせだなぁと、何度も思いました。
 上手くスケジュールをさばいて時々は遠くまで歌いに行ったりもできた。その度に"難しさ"ってものも感じたりした。知らない土地や、時々しか行かない場所に行くことの難しさ。行き続けたいなぁと思いながら、それができないもどかしさ。でも、そういう気持ちになったからこそ考えられたこともあった。なんだって、糧になるもんだ。
 「二進法の彼女」「聖夜の願い」というふたつの演劇作品への楽曲提供。自分の歌というものに対してこういう反響を得たのは初めてじゃないかなと思うし、自分の中でも思い入れのある曲になったのは間違いない。そんなところから広がったご縁もあれこれ。カレーフェスティバルもある意味そんなイベントのひとつか。ちょっと違った展開をきっかけに知ってくださった方々、どうもありがとうございました。
 11月には「THE ZIPPERZ」に加入。あちこちから驚かれました 笑。正規メンバーとしての加入は当然戸惑いもありましたが、お互いの活動状況からして、どうにかなるかなと感じたこと、何よりずっと外側から付き合ってきたZIPPERZというバンドの中に入ってラッキーさんと、カツさんと、チロルさんと音を出してみることのたのしみがその戸惑いに勝った。
 無責任かもしれないけど、やってみてダメなら"ダメだったんだ"ということ。4人でスタジオではじめて音を出してみて、やっていけそうだなと、良いバンドにしていけそうだなと思ったからこその"ギタリスト"としての自分のチャレンジです。
 さて、そんなことを思い出してつらつらと書きながら、2020年に思うことは「"観たい人"から"観に行きたい人"になろう」です。
 正直なところ、自分のことを"観たい"とは思っていただけているんだろうなと。だけど、自分ひとりではそこまで届かないんだと感じた瞬間もあったし、時にはほんとに自分が情けなく思えたこともあった。時代や環境のせいにするのは簡単だけれども、そういう意味でもうワンステップ上がらないとなぁと感じているのが今です。
 企画をやるときもそうですが、仲が良いからとか自分がたのしいからとかそういうことだけではなく、"観てもらいたい人"を基本的にはお誘いしてますし、一番良い形で観てもらえるよう、出演順とかそういった部分でも考えを巡らせます。自分の誕生日ですらそう。自分が組むのは1日しっかりたのしめるような"そういう企画"なんだってことをちゃんと示して、"観に行きたい"と、"出たい"と思っていただきたいなぁ、と。
 音楽そのものや組むイベントのクオリティを高めるはもちろんのこと、そこに結び付けられる部分のブランディングをちゃんとしていこうというのが今年の目標です。自分のやっていることや考えていること、好きなこととか、音楽以外も含めてどんどん外に出していきたいなぁと思ってます。
 聴いていただく方がいなければ成り立つことはないこの世界。なんらかの形で自分に興味を持ってもらうこと、その結果、自分がやっているあれこれを"観に行きたい"と思って足を運んでいただけるようにならない限りは自分の理想なんざ夢のまた夢なのだと思いつつ、この1年がんばってみます。
 そんなわけで、みなさま今年もどうぞよろしくお願いいたします。また、ライヴハウスで会いましょうね。

カトウマサタカ

東京都内で活動しているバンドマン「カトウマサタカ」のOwndサイトです。ライヴスケジュール中心に活動情報をアップします。

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